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Vol:5.撮影の舞台裏-1,ロケーションコーディネーター

撮影の舞台裏-1,ロケーションコーディネーター

撮影の舞台裏-1,ロケーションコーディネーター
映画や広告、雑誌の撮影は多くのスタッフの助けを借りて成り立っています。
照明さんや美術さん、メイクさんなど縁の下の力持ちとなってくれる人々にはいつも感謝してます。
今回は普段はあまり目にふれることのない、そんな舞台裏の人の中でも大切な役割を担ってくれるロケーションコーディネーターという職業についてお話ししたいと思います。

ロケーションコーディネーターとは?

例えば私が広大な砂漠の夕焼けの中で写真を撮りたいなあ、と思ったとします。
でも自分ではいったいどこに行けば想像の通りの砂漠があるか見当もつきません。エジプト?モンゴル?またはオーストラリア?あまり遠すぎても大変ですし、車で行けないと機材やスタッフを運べません。泊まる所はあるの?食事はどうしよう?などなど自分で考えていると問題が山のようにでてきます。そこでロケーションコーディネーターという頼もしい方々の登場です。

彼らは日本国内を専門にしている方達もいますし、海外のアメリカ西海岸専門、オーストラリア専門、南フランス専門、アフリカ専門など各地域を専門に担当している方もいます。

そこで困っている私たちは彼らに連絡をとり、イメージしているビジュアルを説明します。そうすると私の希望通りの砂漠を探してくれ、おまけに車の手配やホテル、現地スタッフの手配、食事等必要なことを全てサポートしてくれる、という大変頼もしい方たちです。

ご興味のある方は撮影のイエローページのようなウェブがありますので、こちらを見てみて下さい。
いろいろな舞台裏のお仕事が載っています。
http://www.raf.co.jp/85/coordination/coordination_fr.html

アメリカ西海岸の旅
雑誌クレアトラベラー(2008年8月号より)

今度は私が先日撮影で行った、アメリカロケの写真をご紹介します。
ロサンジェルスからラスベガスまでの旅をテーマにした、モデルと車を使ったファッション写真です。
この時はKAZ Coordinationさんにお世話になり、私たちが撮影に行く前に何度かロケハン(事前に撮影候補地の風景写真を撮ってもらってイメージを相談する為に使う写真撮影。ロケーションハンティング、 またはロケーションスカウティングの略)を行ってもらい、スケジュールを組み立ててから、スタッフは現地に入ります。

  1. パームスプリングス(LA郊外の街)の風力発電基地)
    巨大な白い風車が地平線までずらーっと並んでいる光景は感動ものです。まるで宇宙の他の星の基地にいるかのような錯覚を覚えました。
    SF映画の撮影で使われることも多く、未来的な写真が撮れます。
    パームスプリングス
  2. パームデール(LAから2時間くらいの田舎町)のロケセット
    次は映画「バグダッドカフェ」や「キルビル」などで使われたセットでの撮影です。古びたガソリンスタンドとモーテルのセットですが、本物そっくりです。多分実際に使われていた物を移してきたのでしょう。広大な砂漠の中にぽつんと建っています。映画で使われた所を実際に見ることができて面白かったです。
    パームデール
    パームデール
    パームデール
  3. エルミラージュ(スペイン語で鏡の意味。パームデールから東へ45分)の乾いた湖
    ひび割れが果てしなく続き、遠くの風景が蜃気楼で写り込む広大な平原です。夢と現実のはざまのような場所です。延々と平らで真っ白い地面が45キロメートルほど続いているそうです。マドンナのプロモーションビデオで使われている、有名な撮影ポイント。私たちが撮影した当日はなんと巨大な竜巻が来ていて、みんなびくびくしながら撮影をしました。
    エルミラージュ
  4. レッドロックキャニオン(ラスベガス郊外の州立公園)の崖
    最後にダイナミックな景観が楽しめる公園で撮影です。その名の通り赤い岩が不思議な景色を作り出しており、夕日の時間帯ががとくにきれいでした。
    レッドロックキャニオン

もし、皆さんも日本国内や海外旅行に行くときに、面白い所を見つけて写真を撮ってみたいと思ったら、個人の旅行者も受け付けてくれる会社もたくさんありますのでぜひ利用してみて下さい。
旅行雑誌や本を探しても見つからないようなとっておきの場所があると思います。

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